ひとりだからこそ。時間が掛かってもいい。手間が増えてもいい。
私が今、可能な限り服作りに出来ること。
そんな想いを胸に、日々ミシンに向かっています。
たかね裁縫所は、2013年頃になんとなく始まりました。
その前年、ずっと気になっていた職業用のミシンとロックミシンを同時購入。
まだ幼かった子供たちの身の回りのものや、家事に使える便利グッズなどを作っていましたが、夫から「タイパンツを作ってもらえるかな?」のリクエストが、小さな商いを始めるきっかけになりました。
段々と忙しくなるにつれ作業場所も、息子の部屋 → 寝室 → 夫の仕事部屋 → 2階の蚕部屋と徐々にグレードアップ。
家族の協力もあり、工房もすべて自分たちで手作りしました。
たかね裁縫所に、実店舗はありません。
当ウェブショップの他は、毎年日本全国で開催されるイベントなどに参加して、商品の販売をしています。
「もう少し短く。」「もう少し長く。」などのご相談をはじめ、たかね裁縫所で扱う生地の中から気になるものをお選びいただき、縫製することも可能です。
またお買い上げいただいた服が、アクシデントなどにより壊れてしまった際は、生地が在庫である限り有償にてメンテナンスを行います。
望月 たかね
ものづくりは、常に私と共にあるもの。
思いおこせば高校生の頃、油絵を描き始め美大に進学したのが、ものをつくる大きな一歩でした。
時が過ぎ、子が生まれ、私のものづくりは、より身近なものへと変化します。
作物を育て、酵母を起こしパンを焼く。
事は変われど、いつも手を動かし続けてきました。
そんな暮らしの中で、服を手作りするのも自然な事でした。
自分や家族が必要だと思う服。
たくさんの種類はなくて良い。
ずっと身につけ過ごせる普遍的な服作りを心がけています。
望月 明日太
本業は焼き物作りだが、その他、意匠左官やイラストレーター、趣味で帽子や鞄を作ったりパエリアを焼いたりと、本人でさえ何が主軸なのかわからなくなってきている。
たかね裁縫所では、主に展示什器や店作り、ウェブ制作を担当していて、出張時の重要な運転手も担う。
本当は、服作りにも参加したいが、許しが出ないため我慢の日々を過ごしている。